9/10/2005

コーヒーをご一緒にいかがですか?


コーヒーを貴方も一緒にお飲みになりませんか?
今日は5日目連続の勤務が終了して、9時間強の一日を終えホット一息といったところで棚からお気に入りのコーヒーカップを出したところです。
そういえば、このコーヒーカップのお話を皆さんに聞いていただこうかしら。










ご覧下さい。どうみてもセットになったカップとお皿に見えますでしょう?
カリフォルニアはベイエリアに住んでいた頃、ハーフムーンベイ(湾がちょうど半月の形をしているところからの地名)というちょっとロマンチックな名の地のお洒落なギフトショップで私の目を引いたものを購入したのです。
お店の人は知っていたのかどうかは定かでは無いのですが、実はこれはお皿とカップが個々でセットのものではないのです。
その証拠に、お話しはここからなのですが、お皿の裏にある社名スタンプはSAJI社とありMade in Japanと記されています。
そして、カップの方はと云いますと、EW Princessの社名に“Occupied Japan”とあります。
即ち、終戦時に作られたのがその時代の歴史となって同年期に生産されたのにもかかわらず日本製と米国統治国制と分けられてしまったわけです。
私は終戦後産まれですが、これを初めて手にした時の私は、この米国の地にて、しかも米国人と結婚している身を考え合わせ、少なからず、複雑な気持ちであった事はお解かりいただけたでしょうか。
家にこれを持ち帰って夫に見せた時、夫はごく普通に「あァ、成るほど。歴史のひとかけらだネ」とだけ云ったのですが、その時の彼の内心にどんな気持ちあったのかは知ることはできませんでした。
今は私はこのコーヒーカップは目でも実用にもなんのこだわりも無く使用しています。それは私がこの国に長く住んで得た心のより所としての愛情から自分と、両方の国を受け入れる事が出来るようになったからなのでは無いかと考えているのです。

そしてコーヒーを飲みながら、私の渡米の際に母から貰い受けた「お相撲クマちゃん」の置物を見、歌を唄うと何故か心和む今日この頃です。
このお相撲クマちゃんも母が病床に会った時叔母からの頂き物で「頑張れ!」の意味が込められていたのだそうです。この小さな置物の足の裏にもOccupied Japanのスタンプがあります。
”お相撲クマさん、熊の子さん。
はっけよい、よい、はっけよい、はっけよい、
どちらも負けるな、はっけよい。
しっかり、しっかり、しっかりね~。”

コーヒー、お代わりしましょうか?

お知らせー「いい話しー心の買い物籠 その5」を”風が見える時”ブログに更新いたしました。宜しくご愛読お願い致します。http://windofflorida.blogspot.com/

15 件のコメント:

mico さんのコメント...

心打たれるお話でした。
一緒にティータイムが取れて良かったです
「お相撲クマさん」私もこの童謡が好きで
子供が幼い頃よく歌って聞かせました。
つい何年か前は孫に・・・

コーヒーカップも、クマの陶器も
素敵ですね。

michiko さんのコメント...

飲みます 飲みます^^
カップ1つにも思い出がありますね。
両方の祖国を持つフロリダさんは
複雑なんでしょうにゃ。
今日は娘一家が増毛でキャンプなので
チーコと静かなのんびりした休日です^^
たまにはいいものです♪

チョコ さんのコメント...

歴史のあるステキなカップですね。
フロリダの風さんよりも年上のカップ。
よく割れずに保存できていましたね。
私と同じように失敗が多いと思っていたフロリダの風さんとは思えぬほどです。(笑)

「お相撲クマちゃん」という童謡は聞いたことがありません。
でも、日本のブログ友達と共通の歌があってよかったですねー。

tama さんのコメント...

フロリダさんにとってはどれも思い出の多いい品物ですね。

私はロンドンに行った時wedgewoodのコーヒカップとソーサーを2組買いましたが、恐ろしくて使ってません。何せ1客200ドル以上で壊すと大変なんで。買わなきゃ良かったと思ってます。

ももたうん さんのコメント...

コーヒーは大好きで、休みの日には、朝、必ず夫と一緒にゆっくり味わいます。
歴史のあるカップで飲むコーヒーは時々の思いも汲んで、味わい深いこと思います。

フロリダの風 さんのコメント...

<Mico様>品物に執着するのは良い事ではないのかもしれませんが、私は何時もこのように植物、動物、更には物言わぬ物にまで自分の心を反映させてしまった非現実的夢行動が多いのです。回顧主義の進歩性の無いちょっと困った癖ですね。
でもこのコーヒーカップとクマちゃんを褒めていただいでとても嬉しかったです。

<Michiko様>我が家のコーヒーはもっぱら夫が作るエクスプレソで、このマイアミ地方では南米移住者が多いのでいわゆる薄めのアメリカンは呑まなくなりました。
現職の頃コーヒーの飲みすぎで胃(と頭?正しくは眼を支配する頭脳)を悪くして以来、時々私はディキャフェインです。
チーコちゃんと2人、オット、一人と一匹で静かな日を過ごされて、読書にいそしんだのですね。

<チョコ様>お相撲クマさんの歌を知らない?お~、それはお若いからなのですね。
今時はもっと新しい童謡が幼稚園などで唄われているようですものね。
「どちらも負けるな、はっけよい」というのはちょっと可笑しいでしょう?どちらかが勝たねば勝負になりませんものね。
でも好きです私、こういう理屈無しの優しさが。

<多摩様>私もWedgewoodの品好きです。ドンもロンドンでネックレス、ピン、イヤリング、タイタックそして小皿を買ってきましたよ。でもそういうのをたまに使ってティーするのも心にゆとりを持たせる事になるんじゃありません?
しまっておくだけじゃつまらないですから、いつか素敵なティーパーティーなんてどうですか?それとも何か特別の日だけそれで自分か他の方にスペシャルトリート・タイムというのは?

フロリダの風 さんのコメント...

<ももたうん様>時々の気分に合わせて、安物のカップだったり、子供がプレゼントのカップだったり、旅の思い出カップだったりと結構飲み物事態より雰囲気で楽しむところがあります。時には最寄りコーヒーショップに出かけて呑むコーヒーもいいですね。

Cha Cha さんのコメント...

ハリケーンの後片付け、大変でしょう。いつも、ブログ楽しく読ませていただいてます。

”Occupied Japan”、日本では、見たこと無かったですが、アメリカに着てから、骨董品屋とかで、ちょくちょく、見かけます。うちも、母が戦前派ですので、複雑な気持ちわかります。

私、3〇代ですけど、お相撲くまチャンは、母がよく歌ってくれたのおぼえています。わたしも、娘が小さいころは、よく、歌ったのですが、彼女には全然覚えがありません。

フロリダの風 さんのコメント...

<Cha cha様>こんばんわ。今さっそくブログお訪ねしましたよ。
今後とも宜しくお願い致しますね。
私とフロリダ在住暦が同じくらいのようですね。良いも悪いもこの国に住む私達人生とは面白いですよね。そう思う事にしましよう。

Cha Cha さんのコメント...

コメント、頂きありがとうございました。うちのリンクスのほうに、フロリダの風さまのサイト、入れさせて頂きました。これからも、何卒、よろしく。

gurefuru8 さんのコメント...

そのカップを使うたびに、思うところがあるのでしょうね。大切にされながらもきっちりお使いなんですね。やはり飾ったままではカップもかわいそうです。

これからも、どうぞ大切にお使いくださいね。

フロリダの風 さんのコメント...

<Gurefuru8様>そうですね、もし壊れたらまたそれはそれで原因と、因果として生活を
受け止めましょう。
全てがあるがまま、です。(*_*)

serap さんのコメント...

見事なカップとソーサーですね!惚れ惚れします。自分ではあまり持っていませんが、食器を眺めるのは大好きです。いつか母のコレクションを譲り受けようと企んでいます(笑)
Occupied Japanなんて記されているものがあるなんて!私の世代で知っている人はいないんじゃないでしょうか。教科書で習っただけの歴史の証拠が手の中にある、なんて驚くばかりです。思わずTVでよくある鑑定番組に出したらすごいんじゃないかしらなんて下世話な事を考えてしまいました。
こういうものは、後世のためにも残しておきたいですね。この頃のこういう製造業はどんなものだったのか知りたくなりました。この文字を入れた人たちの心境はどんなものだったのか・・・。
このカップとソーサーもフロリダの風さんの気持ちがこもって特別なものになられたのですね。クマちゃんも、かわいい♪この歌詞に合わせて作られたものなのですね?母ならこの歌知ってるかしら・・・。

フロリダの風 さんのコメント...

<Serap様>ありがとう。でもね、あまり価値的には高値のものではないのです。
こちらのアンテークショップにはどこにもこのようなOccupied Japanの品が置かれていて一客20ドル(約2000円)ほどですよ。
日本ではあまり思い出したくない戦時品として出回っていないのかもしれませんね。
ええ、きっとお母様ならお相撲クマさんの歌知っていると思います。

kazuyoo60 さんのコメント...

とても綺麗なカップですね。それもおそろいではないとは見た目には分かりません。不思議な縁ですね。
熊ちゃんの可愛い陶器人形、願いを込めてお母様が下さったのですね。とても感動です。
誠実な女性が、9ヶ月で変貌してしまわれたのは残念です。心にゆとりが無くなるのは悲しいですね。