6/04/2006

義母を想う


昨年11月の私の他ブログ「風が見える時」に掲載した事のある義母が病院チャペルに移されたとの連絡を受け夫がシカゴの双子兄弟と連れ立ってカリフォルニアに行く事となりました。
長い苦しい延命治療からやっと開放され天国へと旅立つ準備のチャペルでの日々なのです。
延命治療を施すか否かで意見が対立していた家族も今回は医者の進めもあってやっとその道を受け入れたのでした。
「これで心静かに眠りに付く事ができるのだから、これでいいのだ」と云う夫の眼にも涙が、、。
季節労働者としてテキサスからワゴン車で移動しながらの落ち着き先がカリフォルニアのシェラネバダ山脈ふもと田舎で地主の小作人小屋生活はサンウォーキング・バレーでの農作物収穫という厳しい労働条件の毎日であり、無学で極貧のそのような生活を一生を送らなければならなかった波乱の義母の一生が今静かに、しかし確かにその幕を閉じようとしているのです。
いつか義母は私に云った事があります。「私は無学で何も解らない事ばかりだけれどね、人にも大いに自慢できる事があるよ。この世に優秀だと人から誉められる子供達を産んだんだ。」
人には哀れに思える彼女の一生も多分彼女にとっては幸せだと私は信じています。

奇しくも今朝は「風が見える時」ブログhttp://www.windofflorida.blogspot.com/ に幸せと不幸についての記載を取り上げて書いたところでした。

6 件のコメント:

kazuyoo60 さんのコメント...

<易い考え、、。 >より
幸も不幸もそのものは当人の受け取り方、私もそう思います。
情けなくて悲しく辛いときには、もうこれ以上のことは起こりませんようにと思いますが、絶対に起こらないとは言い切れません。
幸せは遠ざかって久しいですが、小さな幸せなら毎日訪れます。犬が甘えてきたとき、ちょっと美味しいものを食べたとき、思いがけない花が咲いていたときとかです。
とにもかくにも今日こうして暮らせるのを感謝しています。

<義母を想う>より
ご主人様の目に涙が--、悲しいですよね。宗教は違っても、天国を信じられていても、自分で体験したのでない世界への旅立ちです。ご家族がおありですから、慰めはえられるでしょうが--。
お義母様にとって一番良い方法を選ばれたのですよね。かなりの時間が、ご家族にとって必要だったのですね。安らかにお眠り下さい。

mariko さんのコメント...

 フロリダの風さんのお義母さんは素敵な方だったんですね。
 人の幸、不幸は他の人が決めるものでないですもね。自分自身の心の問題でもあるでしょうね。
 人から羨ましがられる環境にあっても不幸だとおもっている人も居るでしょうし、又その反対の人もいるでしょうね。
 お義母さんが安らかにお眠りにつきますように。
 

フロリダの風 さんのコメント...

<Kazuyoo60様>
私も幸と不幸と合間を毎日のバランスが暮らしの風に揺られてブランコのようでもあり、綱渡り芸のようでもあり、、、。
在るがままの今日を感謝して生きています。

無知無学な人であるが為それ故に心の純粋な義母でした。
今朝天使のお迎えが来て次への旅立ちに発ったとの連絡を受けました。

フロリダの風 さんのコメント...

<Michiko様>
きっと今頃は天使達に手を取られて空を自由に飛んでいるのだと思います。
過去1年間は同居したことがあるのですが、その間でもその後も今までに彼女が声を上げて大笑いしているのを見たことがないのです。
生活苦が彼女をいつもはにかんだような薄笑いしか彼女の顔から表情を奪い取ってしまったのかもしれません。
が、今私の脳裏にはその彼女のはにかんだような笑顔が見えるのです。
そしてそれは心からの精一杯の彼女の幸せを表しているのだと確信できる笑みなのです。

Minako さんのコメント...

何か、じ~んときました。極貧で働き続けた女性が誇りに思う息子。素晴らしいストーリーですね。いつもご主人のことを素敵な方だと思っていましたがやはり、この母にして子の子あり、なのでしょうね。

フロリダの風 さんのコメント...

<Minako様>働きずくめの彼女の人生は人にはつまらないものだと云われるかもしれませんが、それはそれなりの充分な重みをもったものであったのだと私には思えるのです。
夫をこの世と私に授けてくれた義母に感謝の念でいっぱいです。