9/20/2006

私の和製映画の夕べ


昨夜見るともなしにTVチャンネルを古典映画に合わせると、優秀国際映画50選というのをやっていて、日本映画界が誇る黒澤監督1950年作の『羅生門』と1961年作の『用心棒』をたて続けに観賞する事が出来ました。
英語のサブタイトル付きで、見始めはそのモノクロの画像が暗く観難かったので(当時の音響効果も良くなくて)白字の字幕英語の方に気を取られたのですが、音声を高くして日本語を聞くと、やはり英語訳より遥かにその内容を掴む事が出来ました。
中学生の頃に芥川小説「羅生門」を読んだ記憶があったのですが、映画の内容と違った記憶に、はてと、私の読解力を大いに疑ってしまいましたが、映画の部分の小説を見過ごしていたようです。
映画の羅生門は小説の中の「藪の中」というエピソードなのですが、今観てその当時の年若い私が人間の侍、その妻、盗賊のそれぞれの立場からの性というものを理解し切れなかったのだという事は一目瞭然といったところです。
用心棒の方は後のウェスタンの無法の町を治めるシェリフの映画にも起用された基本ストーリーですから、ストーリーの運びには、期待して観た訳ではないのですが、それでも結構楽しめましたよ。
黒澤監督と俳優三船の取り合わせは絶対期待を外しませんよね。

お話ガラリと変わって。
私の夜勤抜けを替わる店員に3人の新入採用があり、以前私と主任との二人の夜勤を現在は主任を含む4人がやっているとの事です。
今は日中勤務の人員整理を始めたようですし、今日主任長から来週当たり午後のシフトの人員見直しをしたいので、2,3日ヘルプしてそのシフト出勤してもらいたいとの要請がありました。
夫が「店員各自が同じ位の量の仕事をこなせない事が判明して人員を増やすとしたら、その分の給料を倍増して優秀人員だけを起用する方がお互いのプラスになるのにねぇ。君の給料は3人分貰う権利があるよ」と笑います。そうかも。(笑)でも、そう事は巧く運ばないのが人生というものでしょう?
今日10年勤務の女性に聞かれました。「ねぇ、いつもニコニコ接客、貴女疲れないの?」
疲れても、仕事は仕事。お給料(雀の涙ほどですけれど。彼女曰く、ニコニコ始終しているには値の無い給料と言います)貰ってますしね。
私のニコニコ接客は元勤めのZ航空会社での鉄則として学んだもので、コレばかりは個人の私生活の思惑や嫌な事柄を反映させるわけにはいかない私の職業病のようなものですから。

3 件のコメント:

満月 さんのコメント...

フロリダの風さん、おはようございます。
コメントは、ご無沙汰しておりましたが、毎日、読み逃げしていました(^^;。ゴメンナサイ。

最後の数行を読んで思い出したのが、某ハンバーガー屋さんのメニュー表にある、「スマイル ¥0」(でも、その割に、素敵な笑顔の接客は見た事がないのですし、美味しくて笑顔になることもないいのですが...)。
お給料での評価がなくても、お客さまからや上司からの信頼という評価があると思うのですが、そう言う考え方は、日本的なものなでしょうか。

HISA さんのコメント...

映画「羅生門」なつかしいです。難しい映画でよくわからなかったけれど、何故か心にのこっていますね。芸術って良い悪いではなくて強烈に心に響くものだそうですので。
職業意識の違いがあるのでしょうか。その会社が儲かれば自分にも利益になるし、歯車であろうと社会への貢献にもなる。戦後の日本人企業戦士は頑張ってきました。ニコニコ接客が原点なのかもしれませんね。

香菜 さんのコメント...

黒澤監督が世界で有名なのは、そいういう番組のお陰ですね。
私は記憶が定かでないので、機会があればていねいに見直してみようかなあ?と思ったこともあるのに新しい映画に流れてしまいます。

職場の女性の「給料にみあったニコニコ説」に、そういう考えもあるのかとビックリ!
私も「接客業はまずニコニコ説」のフロリダの風さんと同じ考えです。