5/30/2013

幻の光

数年前に雑誌だったか、単行本だったかは忘れたのですが、確かに宮本輝氏の作品「幻の光」を読んだ記憶があります。
F2のサイトにそれが映画化されたのをみつけて、早速見ることにしました。
本で読んだ時の内容を思い出しながら、じっくりと見ましたが、当時私が頭の中でストーリーを描いていたのと、映画での内容は大分違っていたようです。
この映画が外国の映画祭で賞を得たと云います。
少女時代に認知症の祖母を行方不明にさせた事を悔いての記憶に加え、出産を終えてつまやかに平和に暮らしていると思っていたのが、急な夫の動機不明の自殺によって、心の中に黒い影の澱となって生きている女性が後の再婚生活を通して、心の光を取り戻そうと葛藤するお話。
淡々とした、静かな流れで描写される漁村生活は、映画で見る限りでは私にとっては少し難しいところがあったような気がしないでもありません。
いつの時も、どの作品にも云えますけれど、小説をドラマ化するというのは大変に難しいでしょう。個々の心は其々の体験や人生観からおのずと違ったもので形成されているのでしょうから。


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